目覚め

明日から三月ですね。
長い間本当に長い間冬眠していました(精神的にです)。
そろそろ重い腰を上げて、始動開始です。
こんなに急に暖かくなるとじっとしてられません。
明日は大阪出張です。
もう冬ものとはおさらばですね。
マイブランドのこの冬最後のご紹介です。
・モール(もぐらの毛・ベルベットのように毛足がある)で作ったアンサンブルです。
 裾に同色のアンゴラのファーをつけてあったのに、シックだけどゴージャスで気に入っていたのに
 見事に鼠にかじられてしまいました。







・シルクのアンサンブルです。
 二着のツーピースをリフォームして組み合わせました。
 シルクは生地が薄いため、クリーニングでも傷みやすく、何年も前の服なので、着てるうちにあちこち破れてきます。
 その都度上からレースをアップリケしたり、刺繍をしたりして、どんどん変化していきます。
 これは法事とかお通夜とかに重宝してます。






・別珍のフード付きロングコートです。
 柄を普通とは逆に裁断して、私らしさを出しました。
 これも十数年まえから愛用してますが、飽きのこない服です。
 これを着てスーパーで買い物してたとき、知人に会い、
 「お姉さん、目立つわ。パーティに行くみたい。」
 と言われてしまったのですが、そうですか?
 ワーキングウエアなんですけど・・・


津田でのひととき

昨日の続きです。
津田の山にあるレストランTrattoria*Fresucaでランチタイムです。
友達(たいていの場合男友達です)と3人で、です。
これまで何十年も話したこともなければ、顔を合わせた事もなかったのに、この仲の良さ?はどうしたことでしょう。
メインは牡蠣とほうれん草のホワイトソースのパスタです。




以前にも来たことがあるのですが、美味しいけど私には少し味が濃いように思えました。



イチゴとヨーグルトのデザートはさっぱりして体に優しかったです。
そこから 北山に行く方にある中山さんのおうちを訪ねることになりました。
松岡さんがご存じの方なのですが、私もシートピアにいた頃から顔見知りで、素敵なおうちを建てたので見に来てと言われていたのが、思いがけず実現したわけです。
道路に面した部分から降りて行ったところが、二階であり入口です。
エントランスからすばらしいおうちの予感がします。
吠えながら出迎えてくれたワンちゃんはタヌキかと思ったほど体格がよくて、気持ち良さそうにお昼寝してます。
目の前に瀬戸内海が広がります。
プライベートビーチには、ピザの石焼き釜も設置されていて、バーベキューしたり 花火を楽しんだりまるで別荘です。












地下に降りて行く階段です。
今までマスコミでも紹介されたとか。まさにデザイナーズハウスです。
すっごく素敵でため息がでます。ただ収納場所が少ないのが主婦としては使いにくいとか。
お掃除も大変そう。専業主婦じゃないと務まらないわ。
それにしても甲斐性のある旦那様をお持ちでうらやましいわ。
名前だけは夫も同じなのに。



この後、もう一度楽木を訪れ、眼下に広がる景色を眺めながら、テラスで松岡さんの奥様の入れて下さったお抹茶をいただきました。
自然って心がときほぐされますね。
身近なところでいろんな体験をさせていただいた有意義な一日でした。

会社訪問

ある小春日和の日、気になっていた、以前触れた事のある松岡さんの楽木(http://www.rakuboku.com.)をたいや旅館・おやじの秦さんと訪れました。




かなり山の方にあり、会社の上にも下にもため池があり、釣りをしている人もいました。
広々としてますが、そのぶん管理が大変だろうと思いました。



松岡さんは大三島神社に納める仏像を彫っていました。
大きいのでパーツに分れていて、胴体だけでも100kgあるそうです。
それを中身をくり抜いて、3cmぐらいの厚さにしていくそうです。
中腰での作業なので、1日したら2日休まないと体がもたないそうです。
気の遠くなるような作業ですが、その仏像が300年から500年持つことを思えば凄いことです。
中に入ると画廊かと勘違いするほど沢山の絵が置かれています。









作品になる前の沢山の木も積み上げられていました。
一枚板で作るテーブルは、味わいのある、ぬくもりを感じましたが、広い場所でないと生えないと思いました。





これは人が景色の一部になっているので、なんか好きなんです。
私が着てるマントは二十数年前に作ってクローゼットで眠っていたのですが、山は寒いだろうと数年ぶりに、身につけました。
                            

太王四神記Ⅱ

韓国版の「太王四神記」をTVで観た時はぺ・ヨンジュンの人気絶頂期を少し過ぎたころだと思います。
24話を一週間に一度観るのでは、ストーリーが分らなくなります。
DVDで通しで2回観ました。
宝塚のDVDも観て、かなり簡略されていると、TVとは少し捉え方が違うと思いました。
そして、待ちに待った映画の宝塚版の上映です。
いつもはレイトショーなのですが、今回は昼間しか上映しないので、定休日に観に行きました。
1日の真ん中に予定が入るので、その前後も細かな用事がたくさんあり、映画館に入って、やっと自分だけの世界に逃げ込めた気分です。




神話の時代より語り継がれた高句麗の伝説・・・。
白虎・朱雀・青龍・玄武の四個の宝を持つ人が次の王様になる、その宝を探し当てるまでの人間模様。
お約束のように、一人の女性を二人の男性が、一人の男性を二人の女性が好きになり、思うように結ばれない。
ストーリー自体はとりたてて言うほどではないけれど、ファンタジーです。
宝塚ふうにデフォルメされています。
TVの時、キハ役のムンソリがどうしても、好みではないので受け入れられなかったけど、夢咲ねねキハはOKです。



新生星組のトップの柚木礼音タムドクは美しい、ブルーレイ上映で画面がきれいなのですが、大きな画面いっぱいにアップされても、何処からのショットでも美しい。最高!
フィナーレもたっぷりありました。
それまでのコスチュームと全く違う出で立ちで歌い踊る、宝塚の醍醐味です。
ラスト トップのみが身に着ける20kgもの羽根を背中につけて動き回る様は壮観です。
気持ちいいだろうなあ。
楽しみがおわってしまった。
また明日から仕事です。

SOS!

毎日通勤で通る道にある、何でもない歩道橋です。




最近になって聞いた話ですが、息子が小学生の頃(好奇心MAX時です)、
下校時にこの縦棒の隙間から顔を出したそうです。
顔が抜けなくなってしまい、(確かに狭い。普通誰もこんなこと考えないでしょ。)他に誰もいないので、助けを呼ぶことできず、もうだめかと思ったとか。そりゃそうでしょ。
下を通る車で誰かが気づいてくれるかと、絶望的な神頼みしかなかったそうです。
その様子を想像すると、可哀想な子なのに爆笑してしまいました。
相当長い間苦闘したそうです。
ようやく抜け出ることができ、何食わぬ顔で帰宅です。
それで昼間そこを通る時、また誰かあそこから顔出ししていないかなあと、いたら助けてあげようと、ついついそこに目がいってしまいます。
いたずら好きで、食事中もじっとしてないので、保育園では椅子に縛り付けておいたそうですが、椅子のまま移動するのでヤドカリと呼ばれていました。
その保育園の園長さんや、保母さんや、スタッフの方々、小学校の時の受け持ちの先生等、息子達を幼いころからご存じの方々があずさ鍼灸整骨院に患者さんとして来られています。
そして、息子達にH先生・S先生と言って下さいます。
呼びにくいと思うのですが、そう呼んで下さるので、それに恥じないように、期待を裏切らないように、研鑽しています。

あずさ・お手製看板

あずさ鍼灸整骨院を開業する時、看板も一応つけたのですが、デザイン先行で、全く目立たず、看板の役目を果たしていません。
昨年、壁に目一杯大きい看板を付けました。




看板ってお高いですねえ。もっと必要なのですが予算がないので、自分で作ることにしました。
パソコンで文字を打ち出し、何回も拡大コピーして適当な大きさにして、接着のカッティングシートで作ります。
ボードも色も、いろいろ探しました。
文字を張り付けるため、接着シートを剥がす時、余分に破れてしまいドキドキしました。
ここまでで私の仕事は終了。
あと雨風に耐えられるように、コーティングしたり、縁取りしたり、塀にひっかけられるように鉄を細工するのは夫の役目。
何とか完成。遠目にはあらもめだたないこと祈りつつ・・・・
久々の夫婦共同作業でした。
もう一枚制作中です。
締めて、全部あわせても材料代は一万円位でした。


お針子さん

マイブランドはMIDINETTE(ミディネット)です。
フランス語で「お針子さん」という意味です。
BELAMI(ベラミ)でオーダーして下さった方の作品にはMIDINETTEと刺繍されたタグをつけることにしています。
・ベルベットの絞りのワンピースです。
  好みの色でないけど、売れ残りなので、デザインは失敗してもともと、と思いながら作りました。
  淡いピンクのレースをベスト風に縫いつけました。
  サイドのスリット部分はフリルです。
  毛足があるからでしょうか、温かいので意外とお気に入りの一着になりました。




・カシミヤシルクのアンサンブルです。
  ラビットの毛を付けました。
  軽くて、薄いけど温かいです。




・ロングのドレスにはロングのコートがお約束です。
  モヘアのやはり全体をフリルで囲んだコートです。
  限られた用尺でこれを作ることは大変でした。



・カシミアのスーツです。
  これも売れ残りなのですが、生地がものすごく高かったのです。
  どうしてかというと、血統書つきのウィントンという種類だそうです。
  デザインはL/Vのショップに行った時に閃きました。
  冬でもコートなしでも大丈夫です。
  無地なのでブレードを襟周りに着け、見えないけどこだわりのワンボタンです。
  


AVATAR




先日、話題の映画「アバター」を観に行ってきました。
あの「タイタニック」の監督さんの最新作です。
でもちょっと映画に詳しい方ならご存知でしょうが、このジェームズ.キャメロンと言う監督、80~90年代の「ターミネーター1、2」「エイリアン2」の監督さんとしても有名なんですよね。
今日は「アバター」の私なりの感想や思ったことを、過去の監督作品との共通点とも絡めて綴って行きたいと思います。
今日はかなりの長文になりそうです。ただ、ネタバレもありますので、これから観に行く方はお気をつけ下さいね!
個人的には「エイリアン2」を観ておくと一層楽しめると思います♪
舞台はかなり先の未来、自然豊かな惑星です。地球から資源を採掘しに来た軍隊の施設に人間が操るロボットがいます!
これってパワードスーツ、って言うんですか?ブルドーザーみたいに真ん中に人間が乗っているのが丸見えなんですね。
エイリアン2(以下A2)で、エイリアンと闘ってたパワーローダーと言うメカと似ていてわくわくです♪
また、兵士を輸送する飛行機も出て来ましたが、これまたA2に登場した着陸用の宇宙船に形が似ています。
そして、主人公のサリーという兵士が登場するんですが足が不自由で車椅子に乗っているんです。
またこの車椅子のフレームがイエローなんですよ。周りの無機質な風景の中ですごく目立ってました。
そう言えば先ほどのA2のパワーローダーも似た感じのイエローでした。
知ってか知らずか、過去の作品の要素をあちこちに散りばめるキャメロン監督、ニクイです。
ちなみにサリーを演じていた俳優さんはターミネーター4でも重要な役を演じてましたね。
次に登場してハッとしたのがシガニー.ウィーバー演ずる女性科学者です。
この人はA2ではもちろん、4作通して、闘う女主人公を演じた超有名女優さんです。
エイリアンシリーズではエイリアンと戦う人間側の立場でしたが、「アバター」では自然を守る原住民のエイリアン側に付いて人間と戦うという対照的な役柄になってます。
まあ、惑星の原住民からすれば、人間の方が侵略しに来たエイリアンでしょうけど…。
そういう見方をすると、環境破壊をする私たち人類へ警鐘を鳴らす作品でもあるんですね。
主人公のサリーは原住民ナヴィ族の姿をしたアバターと言う人形と遠隔でつながって、原住民になり変わり、その村に潜り込むんです。
そして行く先々で、惑星に住む動物や風景に出会います。
惑星の様々な風景を観て感じたのですが、キャメロン監督、宮崎駿のアニメ作品の影響を受けているんじゃないでしょうか?
夜になると地面の草や岩が蛍光色に光るのですが、これ、「天空の城ラピュタ」の洞窟の地面が光るシーンと似てました。
また、ナヴィ族が髪の毛の先から触覚みたいなものをにょろにょろ出して木や動物と心を通わせるところなんか
「風の谷のナウシカ」のオームです。
空に浮かんだ岩や山の風景もラピュタっぽかったし、大きな、神様の木が軍隊によって倒されるシーンは「もののけ姫」みたいでした。
まあ、あくまで私の個人的な感じ方なんですけどね(^^)



また、劇中にはCG技術で生まれた、面白い形をした動物たちが出てきます。
馬みたいなのや虎みたいなの、サイみたいなのもいます。
でもよくよく見るとこの動物たち、毛が生えていなくてトカゲみたいに肌がのっぺりしてるんですね。
動物と言うよりは恐竜みたいです。
作品中、ナヴィ族や風景、動物たちなどCGで表現しているカットはすごい大きな比重を占めてると思いますが、このCGカットの重さを少しでも減らすためにキャメロン監督はのっぺりデザインの動物を考えたのかも知れません。
なぜなら動物の毛の表現は、それだけでものすごいデータの大きさだからなんですね。
ピータージャクソン監督「ロードオブザリング」3部作という作品がありましたがこれら3作を合わせたよりも多くのCGのカット数が、同監督作品の「キングコング」には含まれていたそうです。登場する巨大ゴリラの毛の表現にそれだけ多くのデータの量が費やされていたんでしょうね…。
CGで表現するナヴィ族の肌の色は蛍光の鮮やかなブルーでしたけど、これも絶妙なカラーセレクトでしたね!
どうしても出てしまうCG独特ののっぺり感を、この鮮やかなブルーで、こういうものなんだ、と良い意味でごまかせてるな~と思います。
 



物語の終盤、ナヴィ達が、パワードスーツに乗った軍隊最強の大佐と闘います。
これまた、A2にてエイリアンの女王とパワーローダーに乗ったシガニーウィーバーが闘うシーンを思い出しました。
ナヴィが巨大なナイフを、操縦席の大佐に向かって突き立てるところも、A2でエイリアンが鋭い尻尾でシガニーを攻撃するところとそっくり!
監督の過去の作品へのオマージュを色々と見つけてニヤニヤしっ放しでした!
この戦闘シーンが始まる前、大佐は自分が乗っている輸送船を爆破され、パワードスーツに乗り込んでギリギリ脱出するのですが、できればこのシーンもエイリアンぽく、一度輸送船と一緒に墜落して死んだと見せかけて、観客が安心したところでお約束のように現れる、みたいな古典的演出が観たかったです♪
と言う事で3時間近くある上映時間の長さも感じさせない面白さの映画でした!
環境破壊、アカン!
皆さん、電気はこまめに消しましょうね…。
とりとめのない文章になってしまいましたが最後まで読んで頂いてありがとうございました。

風と共に去りぬ

3DでAVATARを観るためにはるばる綾川のサテイまで出かけました。
映画館に着いて最初に目に入ったのが過去のいろんな映画のシーンを切り取ったような大きなパネルです。
レットがいる。スカーレットがいる。
久しぶりに「風と共に去りぬ」を思い起こしました。




高校2年の時の日曜日、ライオン館(?)でGone with the Windを前編・後編続けて2回通り観て機嫌よく帰宅したら母の大きなカミナリが落ちました。
叱られたけど、朝から晩まで映画館に入り浸りだったけど疲れも知らず、満足感でいっぱいでした。
私の歴代の車でNO・1のミラノレッドのプレリュードスカーレットと名前を付けました。
凄く気位の高いスカーレットだけど、あんなに美しいのだから許せる。
家族を守るため強くならざるを得ない場合もあるし・・・
クラークゲーブルレットは何があっても守ってくれそうで、安心できる存在だし、男としての色気がある。
理屈抜きに大好きです。
でも、もっと素敵なシーンが沢山あるのに、このパネルの写真はNGです。
グレース・ケリークラーク・ゲーブルを好きでホテルの部屋まで訪ねてきた時、彼女にあきらめさせる為、彼は入れ歯を外して招き入れ、そのギヤップに驚いた彼女はその後、モナコの王妃になりました。
そんな彼の事は想像したくない。
いつまでも現役の英雄でいてほしい。
舞台では、帝劇で大地真央のスカーレットを観ました。
手を伸ばせば届きそうなところで、コスチュームの素材やデザインを食い入るように見てしまいました。
レットは鳳蘭だったと思います。
その後「レット・バトラー」という続本が発売され、全部(数冊ありました)買ったのですが、何か違います。
読み進めないのです。
意味が呑み込めず、同じところを行ったり来たり状態で、とうとうギブアップです。
あれは必要ない、蛇足、偽物だと思います。
「マジソン群の橋」も続編読んだけど、感情移入できなかった。
やはり珠玉の作品は、含みをもたせ、その後はそれぞれの方のご想像にお任せして終わる方がgoodです。
皆のハートを揺さぶった原作を超えるのは至難の技だと思いますが・・・・

BEL~AMI

昭和57年シートピア志度ショッピングセンターに出店した時に店の名前も新しくしました。
随分手間取りましたが、フランス語の辞書を見ていて、「これしかない」と決めました。
BELLは素敵な・優雅な・上品な・きれいな・・・etc
AMIは友達・仲間
キャンバス美しい友達を描きたいという想いを込めました。
ロゴマークは内装やさんの溝渕さんの考案です。




おしゃれだいすき キャンバス ベラミ
私達の夢とときめきを注ぎ込んだファッションギャラリーの誕生です。
ところが大きなミステイクが発覚しました。
フランス語には男性名詞と女性名詞がありベラミは男性名詞だったのです。
貴女ではなく貴男でした。
もう発車してしまったから仕方ありません。
そういえば、Y組のT組長が襲われたのは京都のベラミというクラブだったと思い出しました。
シートピアが解散してしまい、国道沿いの貸店舗で五年、現在の店舗は実家の敷地に建てて三年経ちました。
志度のレストランガストの東隣ですが、わかりずらいようです。



大阪で、出張した時に行く美容院がBERAMIで、日本語読みはベラミと一緒です。
神戸や大阪にあるチェーン店で、同じ名前なので行き始め、いつも決まったスタイリストさんに付いていたのですが
ナビオにあった店舗が移転してしまい、遠くなったのでもう行けなくなりました。
ナビオはバス停から近いので、マッサージやワコール、服は買いませんが小物を買うインポート ロッサ等便利で重宝していたのですが、そこが、現在は阪急メンズ館になってしまいました。
時代の移り変わりを身をもって感じさせられます。