認知症との境界は・・・・・?

以前なら毎週のように、夜でも定休日でも電話くれてたSさん。
年が改まってからも音沙汰がないので、もしかしたら体調が悪いのかと、携帯してみました。
お元気そうなお声で安心しました。
デイサービスやショートステイで、帰宅は夕方になるし、忙しいらしい、指定した日に来てほしいとのこと。
洋服がみたいからと、何着も用意していたのですが、どうも、そんな雰囲気ではない。
残金を払うからとのことで、金額を言うと御主人はびっくり、「そんなに・・・・」絶句するほどでもないのですが、価値観が違うとそう思われても仕方がありませんが・・・。
服を見たいそうですが、ご主人が止めてます、「認知症だから」と一言。
これまでも言動がおかしい時がありましたが、会話は成立してました。
正常な時もあったハズですが、徐々に認知が進んでいたのでしょうか。
入金にわざわざ来ても、払わずに帰ったこともありました。
掛けで買うので、残額を言うと疑われ、うちは間違いないこと伝えると、「商売人は誰でもそう言う」と言われました。
認知症サポーターの講習では、言われたことには逆らわないようにと教えられましたが、あの頃から症状が表れてたのかもしれません。
怪我をして入院してても、「病院へ服を持ってきて」というほどオシャレな方でした。
もう、いくら欲しがってもお売りすることはできません。
足が痛そうなのに、家の外まで送ってきてくれました。
何十年ものお付き合いだったのに、寂しいですね。
ベラミに来ることももうないでしょう、自力では来れないし・・・・

“認知症との境界は・・・・・?” への2件のフィードバック

  1. 大好きなお洋服の楽しみも持てなくなり、その方も寂しいですね
    認知症…否定しないとは言いますが、お金のことになると、そうはいかないこともありますよね
    盗った盗られたの話になったりすると、専門職でもお手上げの時があります。

  2. tsubaki様は、普通よりはそういう方と接する機会が多いでしょうから、いろんなことを御存じだと思います。
    それぞれケースは違うと思いますが、金銭が絡むとやりにくいです。
    いままで御贔屓にしていただいたのに、服を買わないからと縁切りするのは心苦しいのですが、商売抜きでおつきあいしようとしても、周りはそうは見てくれません。
    傍目にはそれ程重篤だとは思えないのですが、これ以上近づくことは叶いません、それが心残りです。

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