真理子源氏物語

林真理子さん原作の本を読みました。
・下流の宴
  普通に暮らし、普通に生きてきたつもりだったのに。
  気がついてみると自分は下に落ちていた?
  医者の娘の、その息子のつき合っている人の家庭が下流だということで、ことごとく反対する母親。 
  「医者の娘っていうことで、そんなにえらいんなら、私が医者になりますよ。」
  彼女は必死に頑張って、念願の医者になったけど、その間に価値観がずれてきて、その二人は別れてしまった。
  やはり格差はあると思います。
  私の飲み友達の女医さんと出かけた時、はじめて会った人でも、「ほおーっ!」と声に出さない声がきこえてきます。
  医者となると、世間の評価が違います。
  私は引き立て役に徹します。




 ・六条御息所 源氏がたり
  これまでいろんな方が書かれた源氏物語を読みましたが、こんなに判り易い源氏は初めてです。
  光源氏への嫉妬から、生霊となり、死霊となった六条御息所が語り手となり、物語が進んでいきます。
  



  この表紙の薄紙をめくるとこんな写真が現れます。
  まるで現代の物語のようですね。



  千住博さんの絵です。
  なにかを予感しているような、暗いようで光も射しているような不思議な絵です。



  これは 一、光の章で桐壺の更衣から藤壺の宮まで納められています。
  全三巻の予定なので、後二巻の発行がたのしみです。

のだめカンタービレ・最終楽章




のだめカンタービレの封切楽しみにしてました。
初日に観ようとしたところ、同じ日にTVで、昨年観た前編を放映したので、それを観て復習してから後編を観るために映画館に足を運びました。
マンガみたいに雷メロメロピカピカハートなど記号もどんどんでてきて 軽いノリです。
でもそれを上品に 、引き上げていってくれてるのが、玉木宏扮する千秋様であり、クラシック音楽の臨場感溢れる演奏です。
長くて細い足、ヘアスタイル、タキシード姿、どこをとってもカッコイイの一言につきます。
女性の演奏の時のドレスも素敵でした。
ピアノ弾いたり、ヴァイオリン奏でたり、指揮したり、吹き替えかもしれないけどそれを感じさせない熱演です。
役者さんて何でもできるんですね。






いろいろあったけど、ハッピーエンドでよかったのですが、最後のラブシーンが長かった・・・

駆け込み寺

皆同じだと思うのですが、仕事しながら子育てすることは 毎日が戦争状態でした。
ショッピングセンターに入った時から、仕事で長時間拘束され、プライベートはありません。
休みは年間十三日で、祝祭日と定休日が重なると、定休日は変更されます。
休みの日は家事が山のように溜まっています。
纏まった時間がないので旅行にも行けません。
わけもなくイライラします。
このままでは自分が壊れてしまうと思い、エステに通うことにしました。
往復時間込の四時間余りは、時間限定で魔法にかけられたようなものです。
「○○様△△でございます」「○○様いつもありがとうございます」「○○様、○○様・・・・」
若くて素敵な女の人が、そっとなごませてくれます。
夢の世界、まるでプリンセスになったかのような錯覚に陥ります。
人生振り幅が大きいほどドラマティックです。
エステティシャンをされてる方は皆さんどうしてこんなにも美しいのでしょうか?
現在お世話になっているエステの店長さんです。




店内も照明を落として、ゴージャスです。



誕生月に下さるプレゼントは毎年楽しみです。
市販されてないオリジナル品です。



お風呂にいれると良い香りでアロマ効果が期待できます。



エステオタクで、大阪のホテルのエステ巡りもしました。
でも今は、子供達も大人になり、あの時ほどのストレスもなく、時間にもゆとりができてくると、どうしてもというほどの必要性がなくなってきました。
気分的にはそうなのですが、これからこそが年齢的に、アンチエイジングのお世話にならなくてはいけないのでしょうが、そのエネルギーが枯渇してきたように思います。
あんなに、隙間の時間を使ってでも、どうしても行きたかった私にとっての駆け込み寺も優先順序が変わってきました。
一抹の寂しさも覚えます。

お目でたい日

ハート息子達が、おばあちゃんの誕生日だということで、一鶴に連れて行ってくれました。




かなり混んでたけど、規模が大きいため、それほど長い時間待たされなかったです。
ここは父が屋島病院に入院していた時、帰りによく食べに来たところです。
鶏ご飯とスープとひなどりのくみあわせはオーソドックスですが、はずれはありません。
あと、しめサバとか牛肉のスジ煮込みも美味しかったです。
息子が運転してくれるので、ビールも飲みました。






帰宅してからケーキでもお祝いです。
息子がお昼休みに欧州屋まで行って買ってきた、ピンクのシフォンケーキです。
長いローソク八本と短いローソク三本に火をつけます。
となりで誰かがずっとスマイルハッピーバースデイばあちゃんと歌っています。




プレゼントもあります。
体に優しい、木綿のツートンカラーのバスタオルです。
今日は大サービスです。



極めつけはリップサービスです。
  「僕はばあちゃんが元気だったらそれでええ。何にも要らん。貴重品だけもっといてくれたら」メロメロ

エデンの東

韓流ドラマ「エデンの東」やっと観終わりました。
全28巻56話はこの手のドラマでは短い方です。
昨年から観ていたのですが、24巻以降がなかなか入荷しなかったのです。




内容は知らずにジェームスディーンの、同名の映画を思い出して、借りました。
愛すべきか、憎むべきか、許すべきか、お約束のように、同じ日に生まれた赤ちゃんの取り違えを軸に男の復讐劇を、これでもか、これでもかと、延々と話が進んで行きます。
主役のソン・スンホンは役柄のせいもあるけど、「夏の香り」のときより男っぽく、逞しくなったと思いました。
軍隊に入隊していたことも影響しているのかしら?



新婚旅行のシーンでドンチョルがヨンナンをお姫様だっこしています。
このあと、ヨンナンが誘拐され
助けに行ったドンチョルは殺されます。
ドンチョルの死後、可愛い女の子が生まれます。



名前は知らないけどミョンフン役のこの人に魅かれます。



もうこれで、ドラマと同じように、韓流ドラマは終わりにします。
来週からしないといけないことがあるので、区切りをつけます。


掬月亭にて

もうすぐ母の誕生日なので、栗林公園の中にある掬月亭で食事の予約をしました。




北門に車を止め、ここから歩いて掬月亭まで約十分です。
十日前とは趣が全く異なっています。
まだ少し桜は残っていたので、桜のじゅうたんの上を、地図を頼りにゆっくり歩きました。
人影も先日の喧騒がうそのように、まばらです。
お天気もいいし、空気は美味しいし、空はあくまで高く、解放感にどっぷり浸れます。



鯉も人見知りをせずにどんどん集合してきます。かわいいですね。カラフルです。



ようやく掬月亭に到着です。
池に面した数寄屋作りの建物は感動ものです。
素敵な景色が絵のように広がります。
着物を着て江戸時代のお姫様にタイムスリップしてみたいです。
今日のお料理担当は二蝶さんです。
お客は私達二人だけなので、貸し切り状態です。
和服のかわいい女性がつきっきりで気配りしてくれます。
とってもゴージャス、勿体ないみたいです。
そよ風なのですが、少し痛い、寒かったです。






見た目もきれいで、五感を満足させてくれるお料理です。
量も適量で、もちろん上品で美味しかったです。
鯛の昆布締め・季節の野菜や魚介類の盛り合わせ・翡翠の豆ご飯・蛤のしんじょのお吸い物






あちらの橋の上では花嫁さんの撮影が行われていました。



日本に誇れる栗林公園は手入れも行きとどいて、すばらしさを再確認しました。
ただ木々の間から見え隠れする高層の建物が、興ざめで現実にひきもどされます。

新作&着物リフォーム

随分前から完成していた新作のスーツですが、これまで着る機会がありませんでした。
ようやく暖かくなり、薄い裏地もついているので、それに雨なのでモチベーションあげるためにも初めて着て、出勤しました。




インドシルクのデニムにインドシルクのチェックをパッチワーク風にとめつけてあります。
デニムは苦手な部類に入るのですが、シルクなので軽くて着心地もいいです。
このスカート丈は動きやすくてお店のお掃除もはかどります。
その上に、目立って目立たないように黒のレースにスパンコールがついた布をあちこちに張り付けてみました。



これはお嫁に行くときにもたせてもらって、一度も日の目をみなかった一重の着物をリフォームしました。
これから初夏まで着るのに丁度いいです。
インナーによって違う着こなしが楽しめます。
全く着てない着物を分解することにはためらいがありましたが、服だと何度も着る機会があるのでよかったかもしれません。
これでいいのだ、と自分に言い聞かせています。


し・あ・わ・せ

私は不眠症で、数年前から睡眠薬を離せません。
これではいけないと思い、薬断ちをすることにしました。
息子に自律神経の治療をしてもらいながら、今度こそと悲壮な決意で臨みました。泣き
最初は、眠れたり、二時間で目が覚めたり、三日ぐらいは眠れないこともありましたが、二週間ぐらいすると落ちついてきて、気が付いたらお薬なしで、もうう一ヶ月以上経ってました。
以前は早く寝ても早く目が覚めてしまうので、眠る時間を遅くしていましたが、今は眠くなるとすぐ寝るようになり体のためにもいいサイクルになりました。
でも、もっともっと安眠できるようにと、息子がトゥルースリーパーを買ってくれました。




低反発形状記憶素材でつくられた寝具です。
NASAで宇宙飛行士のために開発されたと言われる低反発素材にヒントを得て開発されました。
かたすぎず、やわらかすぎず ・・・・・、しあわせごこちメロメロウトウトメロメロ
とっても気持ちよくて、朝起きるのが、いやになります、もっとこの感触を味わっていたい気分です。
文字通り 春眠暁を覚えず 状態です。
それにしても持つべきは、息子。又の名を人たらしと言います。
産んでおいて良かったガッツ

女子部集合!

さぬき市商工会で女性のみの創業塾がありました。
それまでの男女混合よりも参加者が熱心で、気持ちが盛り上がり仲よしになり、刺激も与えられるので
とっこちゃんの声かけで、女子部を作り時々集まっています。
もう二年過ぎました。
今回はあみさんが幹事で濱つゆでの食事会です。




ここは以前クラス会で食事をしたところでもあり、なかなかセンスもお味もよく楽しみにしてました。
最初に出てきたお料理、春のお野菜や海老のお煮つけ、すっごく美味しそうで食べるのにあせって、撮り忘れました。
近頃よくあります。軽いアルツハイマー?
お刺身、貝類が何種類もありました。



てんぷらもタコとか山いもとか小ぶりで食べやすかったです。



かますの塩焼きとたたみいわしをせんべい状に焼いた上にうにのソースがかかっていて、不思議な感覚でした。



最後はちりめんご飯とおみそ汁とお手製の数種類のお漬物です。これがまたおいしかった。



飲みながら 談笑しながら、美味しい美味しいとみんな喜んで余さずたいらげました。
創業塾の参加者ですからそれぞれにご自分でお仕事されている方ばかりで、パソコンに詳しい方も多く、聞いていても私の頭はスルーしてしまいます。
皆さんお若い方ばかりで、非常にジェネレーションギャップがあるのですが、ミーハーで、食べることだけは関心があるので何とか仲間に入れてもらってます。
とりとめのないことばかりでも、情報交換したり、ストレス発散したりして、あっという間の三時間余でした。
次回はいつでしょうか?
一応解散した後、近くにある同級生が経営しているスナックに寄りました。
彼女は賢い人なので薀蓄のあるお話しを聞けて、年齢の垣根がないのがまた快適でもあります。
飲みたいので琴電で来ました。
終電で帰るため午後十一時頃帰宅の途に着きました。

花より団子

今風にいえば「花より男子」ですよね。
夕方、いきなり、息子が「お花見に行こう!」とやけに張り切っています。
今、見ごろだからというわけで、仕事終わってから、亀鶴公園に家族ででかけました。
父が生存中は毎年夜桜にでかけてました。
「父にとってこれが最後のお花見になるかも・・・」という思いで、私にとっては欠かせない行事であり、父の生存を確認する作業でもありました。
体調が悪い時でも、実行あるのみでしたが父の死後は避けていました。
もう2年以上過ぎ、悲しみも薄らいだので、その場所に行くことができました。




暗い中で浮かび上がる桜は幻想的ですが、見物客が極端に少なかったです。
お店もチラホラ、休んでるお店のほうが多かったです。
寂しい気がしました。
まだ全開というほどでもなく、寒いせいでしょうか。






とても寒くてじっとしてられません。元気なのはアズだけです。
桜の風情を一通り見て、早々と次の目的地へ。
温かいものが欲しい、ラーメンが食べたくなり、牟礼パークの若松へ移動。
私は普通のラーメンが好き。このだしの味がコクがあり、見た目ほど辛くなく最近のラーメンでは一押しです。



息子はピリ辛ラーメン。



鶏肉のたたきです。



ホルモンもやしもお気に入りです。
ご飯がすすみます。
りっぱなもやしがふんだんに使われています。
この味はどうしたら作れるのか、なかなか近付けません。



最近太り気味なので夜ごはんは食べないはずの息子達ですが、思いっきりあれもこれも注文しています。
若いから気持ちいいほどお腹に入っていきます。
知ってたさ、わかってるって。最初からこれが目的だったんでしょ。
いつものように、「ここは俺が払う、俺に仕切らせてくれ」と言いつつおもむろにお財布をとりだしては
「あーっ、しまったぁ、お金がない!」とさけんでいます。
今時100円ではお水も買えないよっ。
ぜーんぶお見通しです。何年母親やってると思ってるの?
かつがれたふりするのも親の役目です。