月別: 2010年9月

私は姜尚中さんの声にしびれます。
上手く表現できないけど、低いのによく通る、太くて落ち着いた、韓国の俳優さんによくある声質のような気がします。
政治学者であり、韓国人で初めて東大の教授になった人です。
見た目も、身のこなしもスマート、大阪弁だとシュッとしていると言うのでしょうか。
知的、インテリジェンスの塊のようにも思えます。
その姜さんと音楽プロデューサーの松任谷正隆さんの「ミュージック・ポートレイト」というTV番組を見ました。

あなたの人生にとって大切な十曲を選ぶとしたら。
曲をお互いに紹介しながら、当時の思い出とか人生観をかぶせていく番組でした。
私も二人と同世代なので、時代背景とか　選んだ曲とか、手に取るようにわかります。
リンゴ追分・アイドルを探せ・砂に消えた涙・帰ってきた酔っぱらい・イムジン河・ヨイトマケの唄・リリー・マルレーン等々

在日韓国人で、お母さんは文字が読めず、ひどい生活を強いられたとか。
自分の出自に悩んだとか、デラシネ（根なし草）の感覚がつきまとったという姜さん。
バッハのゴールトベルク変奏曲は彼に癒しというか何か叱咤激励のようにも聞こえるとか。
対照的に裕福な家に生まれた松任谷さんは、とにかく本物を見つけたいという思いがあり、出口はどこだ、光はどこにあるんだろうと常に悩み続けていたとか。
いろいろ悩んだ末に解決したのは荒井由美さんと結婚してからだと言う。
十曲紹介しながら、二人は現在に至るまでを感情的にもならず　淡々と訴え続けます。



そして十曲目　死ぬ前にもう一度聴きたい曲
「茶摘み」と「ひこうき雲」です。
いま姜さんの「母（オモニ）」を読んでるところです。この本にもでてきます。
「自分が小さい頃聴いた曲が一番安心するんじゃないかと思う。」



松任谷さんはユーミンの曲を選びました。
　「お前のためにずっと僕の音楽は捧げてきたぞ」　「私達はチームよ」
私はあの頃そんなに真剣に人生と向き合っていただろうか？
ただ目の前のことを片づけていくだけで、食べていくだけで精いっぱいだったような気がします。

昨夜TVで観ました。
宝島発行のファッション誌Sweetがバカ売れ。
他の同様の雑誌が次々廃刊していく中で一人気を吐いている。
理由は毎月の付録の小物、ブランドとか有名デザイナーとかによる女性が好みそうなおまけ。
そうなんだ、付録つきの本が売れているんだ。
今日配達された25ans11月号

クリスチャン・ルブタンの、マルチシューズバッグが別冊付録についてます。
このことなんだ。　　可愛い。



両面に違うイラストが、裏はルブタン氏自身が登場です。




25ansの新刊をめくる時わくわくします。
オールセレブ仕様でとても手が届かないけど目の保養になります。
商品は買えないけど、せめて心の持ち方だけでも参考にさせていただきます。

私の友人でたいや旅館の秦さんと、私は小学校の時少年少女四国新聞記者に選ばれました。
取材のためか、T先生に付き添われ付属高松小学校に連れていかれました。
前後のことは記憶の彼方ですが、そこで見かけた少女が強烈に印象に残りました。
中原淳一のファッション雑誌に出てくるような、前髪をおろして、大きな瞳で屈託なく笑っている、美少女です。
町にはこんなお人形さんみたいな人が本当にいるんだ、と驚いたものです。
月日は流れ、数年後、高校二年の時、その人と同じクラスになりました。
一目であの時の人だとわかりました。ほとんどあの時と変わっていません。
S眼科のお嬢さんのMさんです。どうりで・・・・
相変わらず愛くるしく、にこにこしてます。
そんなかわいい顔で、私は顔をそむけるような解剖とか傷口のカラー写真とか平気で眺めています。
すっごく頭が良いのにちっとも威張ったり、偉そうにしたりしません。
そして現在はご実家のS眼科の院長です。
私も数年前から目の調子が悪いのですが、Sさんのところは非常に患者さんが多いと聞いていたのでなかなか行けませんでした。
やっと意を決して、電車で行きました。
いたるところ、待ってる人・人・人です。
覚悟はしてましたが、相当時間がかかりました。
感心するのは、Mさんはどなたに対してもやさしい、心のこもった話し方、また声がきれいなのです。
何時間たっても疲れた様子もなく不機嫌にもならずに対応しています。
コミュニケーション能力は相当なものとお見受けしました。
「お久しぶりです」「こんなに長く待たせてごめんなさいね」こちらが恐縮してしまいます。
マスクしてメガネをかけて白衣なので良く分かりませんが、相変わらずおきれいです。
それにしてもお医者様は体力が要るお仕事ですね。
お昼を過ぎてもかなりの患者さんが待ってます。
こんなに待っても患者さんに慕われる謎が解けたような気がします。
あんな風にやさしく丁寧に説明されたら、患者さんはたまらないですよ。
私の具合は、治す方法も薬もない。手術のみ、ただし現在の様子ならば手術の必要はない。
しばらく様子を見てみましょう。とチェックシートを頂きました。

納得のいく説明で、すっきりしました。

アナカレが終わる時間が遅くなったので「悪人」を見るのにちょうどいい時間になり、急きょサティに寄りました。

始まったすぐから引き込まれます。
音楽がいい、そのはずです久石譲さんの作曲ですもの。
深津絵里さんの地味な顔立ちが光代にぴったりで、演技も上手くモントリオールで最高主演女優賞を獲得したのでしょう。
長崎弁・佐賀弁・福岡弁の違いは分かりませんが、方言がやさしくて何とも言えない雰囲気を醸し出し、殺人事件により家族がバラバラになってしまった悲しさも強調されていました。
ただ外国で上映されるとき、方言はどのような扱いになるのでしょうか？
科白は少なめで、映像に訴える部分が多かったです。
逃走中の小屋の中で、しもやけになった光代（深津絵里）の足を祐一（妻夫木聡）がマッサージするシーンが、二人の心が寄り添っているのは本物だと思わせてくれました。
最後、祐一が逮捕される直前、光代の首を絞めたのはどうしてかわかりません。
これから原作を読んでみます。
樹木希林の漁師町のおばあちゃんの服装が、すごくリアルでよくここまで踏み込んでその雰囲気を出しきっていると感心しました。
凄く見ごたえのある映画ですが、悲劇性と悪人性を強調して感情に強く訴えてくるので、最初から最後まで、観てることがつらかったです。
気分が重くなりました。
ただ、エンディングで福原美穂（知りませんが）の歌うyour storyが、声に透明感もあり、いい音楽だったので救われました。

小豆島の瀬戸芸に商工会女性部の方たちと行きました。
久しぶりにフェリーに乗りました。
北京では交流会に日本の欠席を余儀なくされ国旗の出番もなかったそうですが、デッキでは日の丸がはためいています。

土庄港からオリーブ公園に向かいます。
世界一狭い海峡です。



道の駅　小豆島オリーブ公園オリーブ染めです。






ネオ　オリエンタルリゾートホテルで早めの昼食です。
メニューは、５種類の薬味に少量のソーメンとその日釣ってきたお魚で作った醤（ひしお）丼と佃煮です。



そこからバスで中山会場まで行き、肥土山会場まで３kmくらいの道のりを、芸術作品を鑑賞しながら歩きました
山道あり坂道・田圃道ありで、結構疲れました。
農村歌舞伎

竹５０００本位で構成されている　小豆島の家　です。
ここは入場料３００円要りました。






径　　蠟の様なもので作られた白い物体が、風の向きで光るとか



海を繋ぐもの

森　　あぜ道に立つニッキの木に取り付けられた小さな箱から覘くと、鏡に映った空が池のように見えました。



外国の人の出品で、傘に違う模様がレースのように穴が空いている電灯です。
美しい色に魅かれました。






小豆島国際ホテルから観るエンジェルロードです。









帰りのフェリーの中で食べたきつねうどんが、素朴でとっても美味しかったです。

県議会議員の樫昭二さんを励ます会が開かれました。
先月の同窓会で「是非出席してほしい」と言われていたので、私は高松の選挙民ではないけれど友人として参加しました。
高松国際ホテル・新館２階の瀬戸の間はあふれそうなくらい人で一杯です。

驚きました。こんな会合は初めてなので戸惑います。
ただ、私のテーブルは４３会の人ばかりなので、顔見知りの人に会えてホッとしました。
場所は特等席です。
木太地区は３万人の人が住んでいるのでこの地区から是非県会議員を輩出したい。
党派を超えて応援しようという趣旨らしいです。
樫さんは同窓会ではいつもニコニコして、嫌なこと言われても逆らわず、相談すれば親身になって動いてくれ、人柄の良さは抜きんでています。
でも優しいお顔してても、いざというときは後に引きません。頼もしいです。
私は「暴れん坊昭ちゃん」と呼んでいます。
高松市議会議員から始まり、前々回は５０票の差で落選の憂き目にもあいました。
苦しい時を経てきた強さも備わりました。






一緒に街を歩いていると、少しの距離でも５人くらいの人に会い、その都度立ち止まって話し、私のことを同級生だと紹介してます。
政治家はスキャンダルはタブーです。
来賓祝辞のトップバッターは我らが４３会の世話人　松見歯科の院長です。
流石、簡潔明瞭に言うべきことをしっかり述べてくれました。



お祝いの踊りも華やかに舞われました。



そのあとは懇親会です。
車なのでウーロン茶しか飲めません。
また今日も同級生の訃報を聞いてしまいました。
それにしてもこれだけ大勢の人を集めることは凄いことだけど、責任も重大で、神経休まることないでしょう。
来年の選挙でも必ず当選してほしい、人間的に素晴らしい人です。

朝夜は少し優しくなったけど、昼間はやっぱり暑かった！
帰宅して早速お風呂に入ります。
出たところへTさんから電話。
大体内容は予測がつきます。
人から誘われると余程のことがない限り断れない軟な性格です。
初めてのお店に連れて行ってくれるとか。
再び塗りなおして夜の街へ出動です。
お店が違うとこんなにも雰囲気が違うものでしょうか？

ママのゴージャスなこと。
流れているのはジャズ。
髪型もお召し物も、（知らないけど）銀座のママみたい。
美しいのに時折ニューハーフかと思わせるようなポーズ、話し方、そのギャップが笑わせてくれます。
女の子も背が高く、ベアトップの　背中が大きく開き、深いスリットの入った黒のロングドレス。
若くて綺麗、ただドレスがボディラインを強調してるぶんだけポッコリお腹が不自然なくらい目立つ。
かわいそうに　職業病でしょうね、毎晩飲むのが仕事ですものね。
お客様もカラオケで歌う歌もまるっきり別物。
若い人がほとんどです。息子ぐらいでしょうか。
カウンター満席で後から来られたお客様をお断りしてます。
Tさんは二度目、私は初めてゆえ、
どこからたの？　ほんとにしどのひと？　なまえは？　きょうだい？　どうきゅうせい？
質問攻め。
適当にはぐらかします。このくらいどうってことないわ。
私が知ってるお店よりは少し高めだけど、こんなに気持ちよく過ごせるのならOKです。
付きだしが駄菓子だけなのはあまり有難くないけど。
どんなお店でも、そのお店にふさわしい人が集まってくるということを目の辺りにしました。。
じゃぁ私達は　どうなん？
どうせわがままな二人連れ、行ったところに合わせられます。年季が入ってますもの。

伝わってほしい、「初めての大好き」。
そんな素敵な気持ちを大切にしたラブストーリーです。

試写会を見ました。
コミックを映画化した物語で、高校生が主人公なので、お子様向けの映画だろうとあまり期待してなかったです。
でも観てるとぐいぐい引き込まれ、２時間余りの上映時間なのに何時ものように眠くもならず、しっかり観ました。
三浦春馬がものすごく爽やかでした。



出てる女の子もそれぞれに可愛くて、今時の高校生ってこんな言葉、センテンスを使うのかと、的を得た言い方に感心しました。
心理描写も丁寧に描かれていました。青春って素敵、前途洋々です！
でも、１５歳で好きだの恋だの言って、一体いつ勉強するのかしら。
映画を観ながら、自分の高校時代の事も懐かしく思い出していました。
ラーメンを食べるシーンがあったので、それがインプットされてしまい、帰りに若松でラーメンと餃子を頂きました。
だし汁も色が濃いのにしつこくなく、餃子の焼き加減も丁度よく、いろいろ満足しました。

夕方早めに出かけて三越でのVOICE21に行ってきました。

ラーメン美味しそうだったけど、食べるほどお腹もすいてないし、鶴屋の草餅と、豚まん（角煮が入っていて美味しかった）を買いました。
４月からのアナカレも半分以上終わり、今日はいよいよラジオスタジオで収録の日です。
お互いにインタビューする側と、される側との５～６分のやり取りです。
これが２番目に苦になっていました。（１番はTVの収録です）
皆ぶっつけ本番なのに、本番になると神がかったようにすばらしく上手です。
圧倒されます。
私は最後だったので途中で帰りたくなりました。
それでも、スタジオに入ると人格が変わったように、それまであれこれ考えていたこととか、全部飛んでしまい、時計を見るのも忘れてました。
時間が長すぎたかもしれません。
先生が編集してくれて、来週総評してくださるそうです。
前日の、私が声の出演した生放送のテープを皆の前で流しました。
先生が、そわそわしていたので、どうしたのか不審がられたので「アナカレの子が出るんだ」と言ったものの、上手く話せなかったらどうしようとか、私よりやきもきされたようです。
電話で話すのは非常に難しいそうです。お互い顔がみえないから。
自然に話していて良かった、構えて話されるとアナウンサーは非常にやりにくいとか。
後になるほど良かった、とか一応及第点頂きました。
ラジオネームだけで、仕事も場所も言ってないのに、電波を通すと声も違って聞こえるのに、話し方で私だとわかった、との受講生のお言葉に驚きました。

毎朝、目覚めたらラジオスイッチオン、RNCオンリーです。
先週末、ネットでラジオうどん便に応募しました。
そのまま忘れてました。
だってそんなのボツになると思ってましたもの。
ところが昨日お電話かかって来て、採用されたので、明日14：15分頃お電話しても大丈夫ですかとのこと。
嬉しいけど想定外のことに戸惑ってます。
今では高松にお家がなくなってしまった相模原在住の高校時代の友人に故郷の味を届けてあげたかったのです。
生放送で打ち合わせもなく心配で落ち着きません。
何でもいいから早く終わってほしい。