着物の喪服用の生地が一反、三十数年前から、何時お仕立てしようかと考えつつもそのままになっていました。
でも着物は着る機会が少ないので、洋服を作ることにしました。
変わり織りちりめん「白雪」と、お酒の様なネーミングです。
最高級の原料生糸を使用し、ぬれない・汚れない・ちぢまないというフィット加工も施されています。
金文字で両陛下天覧とか両陛下献上品とか記されています。
そんなに値打ちのある物なのかと緊張します。
じっくり考えました。
構想三カ月、ようやく完成しました。
イメージする紫のモチーフを探すのに時間がかかりました。
大阪のコーラルにありました。
バックスタイルです。
コートも作りました。
シルエットはフィット&フレアーです。
ジルコンつきの光るボタンにしました。
背中とポケットに紋が入っています。
十八メートルも生地があったし、途中に紋が四か所あり、裁断しにくかったです。
私としては珍しいことですが、やりがいもありました。
これを着て、東京に行ってきます。
何か縁起が良さそうな気がします。
勝負服の仲間入りです。