先日、久しぶりに、TVドラマ「樅の木は残った」で田村正和を観ました。
この人は、今までいろんな役を演じて来ましたが、時代劇のニヒルで、腕のたつお侍や、ラヴストーリーの二枚目の静かな紳士役が好きです。
古畑任三朗とか、コミカルな役とか、汚れ役、お笑い系はNGです。
舞台も追いかけて大阪へよく行きましたが、数年前に舞台は引退してしまいました。
体力的な事があるのでしょう。(心臓が悪いとか)
舞台は時代劇です。
いつも、寡黙で、剣の達人役です。
舞台の真中にすっと立ち、にこりともしない、いつも何かに耐えているような表情に痺れます。
あの、おさえた、こもった様な声も渋くて魅力的です。
着物と帯の組み合わせ、襟、裾からのぞく裏地、髪を結ぶ紐、等々、色の組み合わせが素敵です。
和服の素晴らしさを再認識する時でもあります。
大体花道のすぐそばとか前の方に席をとります。
少々不満なのは、相手役の女性です。
メジャーでなく、年もとっていて、どうにも感情移入できない、演技は上手いのかもしれないけど、私の脳は拒否しまくりです。
でも「樅の木は・・・」の相手役 井上真央っていうのもどうにも違和感がぬぐえません。若すぎる!
十数年前になりますが、ニューヨーク五番街のティファニーに行きました。
帰国してから週刊誌で、私が行ったその少し前に TVドラマ「ティファニーで朝食を」のロケで正和様が行っていたことを知り、判ってたら時間を合わせるのにと、とっても残念でした。まさか予期してなかったですよ。
ある時、父の車を買うためにトヨタへ行きました。
初めて入ったそのお店に等身大の正和様のポスターがほほ笑んでいて、緑のビスタをその場で契約してしまいました。
同じ理由で、TVも東芝のバズーカを買いました。
ある時「東京の田村です。」と知らない男性からです。
あの田村さん?正和しか知らないのに・・・
そんなわけないですよ。
その方は父の知人で三重県出身の元衆議院議長の田村元氏でした。
事ほどさように、私に大きい影響を与え続ける正和さまです。