下流の宴

NHK火曜午後10時からのドラマ、これまで「セカンド・バージン」「マドンナ・ヴェルディ」と来てついに大好きな林真理子さんの「下流の宴」とっても楽しみにしていました。




でもはじまってみると、何かつまらない、どこが?と聞かれても答えられないけど・・・
「これだけは見なくちゃ」と辛抱強く第4回まで観て、ようやく何かが私の中で動き出した。やっと面白くなり始めた。
原作は読み易くてアットイウマニ読み終えたのに。
今回、もう一度読み直してみた。



理想の家庭を築いたはずが、気がついたら崖っぷち。
夫は左遷、娘の就活は上手くいかず、フリーターの息子は「下流の女」との結婚宣言!
愛する息子を取り戻すため、「中流家庭」を守るため専業主婦・由美子の戦いが始まる




私も子育てしてきたから母親の気持ちはわかっているつもり。
子供を頑張らせるのは自分が頑張るよりはるかに大変で、なかなか思い通りにならない。
由美子は医者の娘だということを嵩に来て「あなたたちとは住む世界が違うの」と言い放つ。
「医者ってそんなに偉いんですか?それなら私も医者になります!」と珠緒が口走った時は小気味よかった。
故・児玉清さんが「想像力は人間が神から贈られた叡智だ」と言われたそうな。
これだ!」と思いました。
本を読みながら想像していたシーンが、あまりにもリアルに役者さんの演技を見せられるとそれが真実になり、それ以外の人ではなくなってしまう、広がりがなくなって窮屈だった、だから違和感があったのです。



原作とは大筋では同じでも、やはりドラマは別物、切り離して鑑賞した方がいいとの結論に達しました。
今夜からは考えを変えて気楽に観ます。




との「愛と名誉のために」離島の普通の高校生だった珠緒



が医者を目指して頑張る姿、エネルギッシュで魅力的です。応援したくなります。
沖縄の言葉って正確には知らないけど、珠緒やその弟たちの方言のイントネーションがなんかあったか~い雰囲気でほっとさせてくれます。
やっと佳境に入ってきましたニコニコ

“下流の宴” への2件のフィードバック

  1. 火曜日定休日な私もキッチンでぼーっとしながら毎週楽しみにしています。
    東大卒の学習塾のえらいさんの生い立ちと、女の子の今の状況とが重なって、これからの新しい展開が予想された前回。
    今夜も楽しみです!
    私も中学の時には650人中450番とかでしたが。ある時何かがきっかけで勉強に目覚め、高校、大学と塾もカテキョもなしで、必死こいて入った人間なので、自分の過去とも重なりながら、見ています。

  2. ヒゲ専務様
    こんにちわ~
    今回はおもしろかったですね。
    珠緒が必至で勉強する姿に自分にもあんな時期があったと思いだしました。
    我が家の息子達、弟達、もそうですが、男の子は自分が目覚めた時に初めて必死に頑張るようですね。
    大器晩成と何度自分に言い聞かせたことか、専務さんもそのようですね。
    女性も向こう意気ばかりでなく、弱さを見せた方が可愛いとおもいます。
    「私の育て方が間違ってたかしら?」と少し立ち止まって弱気になった由美子、ちょっぴり見直しました。

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