朝起きた時、子犬たちがいる割には静かだけどよく眠っていると思っていました。
息子が起きてきて異変に気づきました。
かすかに体は温かいけど、死後硬直が始まっているのか、不自然に固まっています。
よく見てみると子犬たちは母乳を飲めていません、乳首まで持って行って口に含ませてもすぐに放してしまいます。
餓死なのか圧死なのか?
亡くなった子は最後に生まれてきた子で、長時間お腹の中にいたということは何かが関係しているのでしょう。
何代か前のボスくんと亀のお墓の近くに埋めてあげました。
多産系の動物は特になにが原因と言うことはなくても1~2匹は死ぬことがあるそうです。
きれいな男の子でした。
両親が血統書付のせいか、どの子も漆黒、ビロードのように真っ黒で光沢があってきれいな毛並みをしてます。
将来が楽しみだったのに・・・・
残った子たちはきちんと育てないと・・・・
お乳を飲まないのでどうしたものかと動物病院へ連れて行きました。
近くにいくつも病院があるのに息子たちが以前から連れて行っている遠くの病院です。
初めて来たけど立派な病院で、いろんな種類の、何がしかのわけありの犬がひっきりなしに連れて来られてます。
お医者様は、心配そうに、診察されている子犬を見守っているアズに、「帝王切開をしないでよく頑張ったね」とねぎらいのお言葉。
母乳を飲み始めるまでは、ミルクを哺乳瓶に入れて飲ませること、その指導をしていただきました。
1cc飲ますのでも手ごわいのに、10ccを1日4~5回、それぞれの犬にのませなくてはいけません
中々飲まないので、ミルクが冷めると湯煎して温めなおし、こんなことでにつきっきりです。
生き物を触ることが大の苦手だったこの私が、何度も子犬をつかんでは母乳に押し付けます。哺乳瓶を含ませます。
アズとはまた違う子犬の臭いが体中にしみこんで、臭いのがつらい。
でも犬育ては始まったばかりです。
動物なんて、産みさえすれば勝手に母乳で大きくなるものと勝手に解釈してましたが大きな誤算でした。
残念でしたね。
動物の子供ってのは、元気だったかと思うと。えっ!?なんで?と思うくらい突然に死んでいたり…
うちのベランダ猫も生き残ったのは一匹だけ。そりゃまー産まれたのが全部大きく育つとそれはまた困りますがね。自然の摂理に従うしかありません。
次産まれてきた時には元気に長生きしてね。
ヒゲ専務様
なんであれ、「死」と向き合うのはつらいですね。
淘汰されるにはそれなりの理由があるのでしょう。
ただ生かされてるだけではつらい場合もあるでしょうし、これでよかったのだと思います。
残った子犬たちは、日に日に重くなって元気です。
よくできたおもちゃみたいです~