小説より怖いノンフィクション

アマゾンで同じ方(清水潔氏)の書かれた本を2冊注文しました。
おそらく誰でも知っているだろうはずの桶川ストーカー殺人事件当時のマスコミがハチの巣をつついたように報道していた、ほとんどは興味本位に、悪意を持って。
私ももその通りに受け取っていた、何を今さらと自問自答しながら読み始めたら、止まらない、こんな恐ろしいことがあるのか、不気味だ。
結局夕方から読み始めて、深夜には全部読み終えました、疲れた~
細かい文字を追う作業のみならず、その内容に衝撃を受けたせいでの疲れは半端じゃない、その夜は眠れなかった。
2日後、本命の「殺人犯はそこにいる」が届きました。
その前の本より大きくて分厚いですが、これも1日で読破。


本当に、現代の、世界でも有数な日本警察がこんなことするんだ、と。
無実の人を誤認逮捕して平然としている、真犯人を教えてあげても警察は動こうとしない。
真犯人が捕まってすべてが明らかになった時それまでの捜査が杜撰だったことが公になってしまうから。
同じころTVドラマを観ました。
松本清張氏が想像した三億円事件の真相に迫るフィクションです。
三億円のうち、二億円を支払ったアメリカの保険会社からの調査員が田村正和です。

徐々に真相に迫っていき、このストーリー通りだったかもしれないと思わせるほど説得力がありました。
すべてが解り記者会見しました。
そこで発した言葉「日本の警察は自分たちに都合の悪いことは隠し通そうとする
直前に読んだ二冊の本の趣旨もその通りです。
結局、記者会見も、大新聞は警察の顔色をうかがっってボツにしました。警察が嫌がることを書くと記者クラブに入れてもらえないから?
この部分も本に書かれてあったことと全く一緒です。
善良な市民が助けてほしいと警察に行っても却下され、普通の人なのに特殊な人のように扱われ、虚像だけが独り歩きして行く。
警察と大マスコミが協力すれば、白を黒と言いくるめることも可能です。
今まで漠然と感じていたことを、こんな風に事細かに説明されると、これが事実なんだと空恐ろしくなりました。

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