伯父が逝ってしまった

岡病院に転院してから一年半、何度も危機を回避してきた伯父もついに帰らぬ人になってしまいました。
数日前から慌ただしかった。
東京・大阪・横浜・岡山の従姉妹たちも次々帰省し、皆とお別れをして、そばについいている人も気付かなかった位、静かにすっと眠るように逝ってしまいました。
私はこの伯父にはずいぶんかわいがってもらいました。
伯父も父も陸軍士官学校五七期の同期生です。
伯父が私の父に「山下は日本一の男やから妹をもらってくれ」といって私が生まれました。
昨日も母と訪れた時、酸素マスクをずらした時、「ア・リ・ガ・ト・ウ」と数回言ってくれました。
意識不明にもかかわらず、本当にそう聞こえました。口の動きで確認しました。
病院に着いた時はまだ体は温かかったです。
お医者様も看護師さんも良くしてくださいました。
お陰でここまで来られたと思います。
帰る時、理事長さんにお礼を言いに行きました。
彼は高校の時同じクラスで、よく飲み喰いを共にしている方です。
従姉妹たちも、感謝の気持ちを述べました。
「これが仕事とはいえ辛いんだよ。元気になって退院するのならいいけど、皆死んでいく」
と言われました。
でもよその病院は三ヶ月経つと出されるので、皆喜んでいるとの旨伝えておきました。
今から葬儀の支度です。

“伯父が逝ってしまった” への2件のフィードバック

  1. 最近、近辺でお別れすることの間隔が短くなったように思えます。
    ドミノ倒しもどきです。
    弔電には此の大戦の名パイロットとか空の勇士のご逝去を・・・とかの言葉が並び、父の葬儀の時とダブってしまいます。
    やっと楽になれて良かったけど、こみ上げてくる気持ちはごまかせません。
    本当に仏様になりました。
    やさしいお心遣いありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>