知覧で永久保存

父の同期生の方は、次々鬼籍に入って減るばかりです。
生存されてる方の中でも、お元気で、全国各地で行われる慰霊祭等の会合に常に出席されている大阪在住のH氏。
氏の元に知覧からどなたかがお話を聞きに来られるということはお聞きしてました、先月のことです。
その際、父の自叙伝をお見せしたそうです。




で、もう一度三日前に来られて、その方たちが、自叙伝を欲しがっているので送ってほしいとのこと。
どうやら知覧特攻平和会館のスタッフのようです。
この自叙伝を読むと当時の、終戦前後の生の情報がよくわかると、歴史的にも貴重な資料だと各方面から感激のお便りをいただいたものです。
近頃知覧を訪れる人の数が急増しているそうです。
もう生き証人が減るばかりなので、色々調べて、はるばる大阪までH氏を訪ねて来られたのです。
H氏とのお話も録音したそうです。
そしてこの自叙伝も特攻平和会館に奉納して永久保存して下さるそうですオドロキ
特攻機で飛び立った方たちのお名前の中に、父の、知人・同級生・教え子など知っている人の名前が沢山あったと聞いています。
一昨年、母と弟と初めてかの地を訪れましたが、自然に涙が出てきて、とってもつらかった、平常心ではいられなかったです。
そこに弟と私が纏めた本が並べられるなんて、考えたこともありません、父も驚いているでしょうね。ニコニコ
この自叙伝を作るにあたり、遺品はあるけど何の予備知識もなく、どこから手をつければいいのか、立ち往生することもあり、できてはやり直し、推敲を重ねたけど100%満足のいくものにはなりませんでした。
素人の限界だと、情けない思いもしました。
でもこの本の存在を認められたことは嬉しいです、形にできてよかった、自己満足だけでは終わらなかったスマイル
是非、母が元気なうちにもう一度訪れましょう。
平和会館の前に設置されている、父が乗っていた、表紙と同じ型式の飛行機です。



知覧へ続く道です。


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