白大島をコートにリフォーム

何十年も前に、独身で、お勤めしていた時に思い切って買った白い大島の着物、一度も着てないので、コートを作ってとの依頼。
解くだけでも何時間もかかりました。ところどころシミのようなものもありました。
すぐ着るわけじゃないので、ゆっくりしてたら、3カ月近くかかってしまいましたが、ようやく完成しました。



このポケットだけでも立体感出すために、苦労しました。


仮縫いを3回やり直して、やっと納得のいく襟が出来ました。
芯を入れずに限られた生地で作るので、失敗は許されず、神経使いました。


背中はどうしても切り替えを入れないと、生地が足りません、誤魔化すためにベルトをつけました。


ピッタリのボタンが見つかりました。


前を開けて着ることも多いので、下前にもフリルをつけました。
フリルも、生地の関係で、この長さが限度です。


裏地は着物についていた裏地をそのまま使えました。
着物の畳み皺はいくらアイロンをかけてもとれません、これは宿命みたいなものです。
春と秋がメイン、組ませ方によっては冬も着用できる世界に一つだけの、とってもおしゃれなコートが出来ました。

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