この柄が2パネルで1着分です。イタリー製、絹100%。
何を作ろう?ワンピースが簡単だけど、これからは前開きのセパレートが必要になってくるはず。
お歳を召した方は「病院へ行く時に前開きでないと都合が悪い」とよく言われる。
自分に当てはめてみたら、今は医者いらずだけど、先の事は分からない。
それにしてもパズルみたい、どんな配置にするか、相当悩みましたが、その過程を楽しんでいました。
何度引き返してはやり直したことでしょう、ようやく出来上がりました。
胸元が危ないので、急遽胸当てを作り、襟元のレースの残りをつけました。
バックスタイルです。
スカートも適当にドレープをつまみました。
30数年前に作って着なくなったスーツのボタンを取ってありました、そのボタンが再び脚光を浴びることになりました。
お袖も袖口の切り替えしないととれませんでした。動き易いようにゴムを通しました
右から見たら
左からは
スカートの横が垂れ下がっているよ、と言われましたが、それは計算済みです、決して左右対称ではないし、角度によって表情が違ってます。
着てみると、ものすごく軽い、着てるのを忘れるくらいです。
作るのが好きなので、完成したまま手を通したことのない服が結構あります。
それなのに、今度は何を作ろうかなあ、と次の仕事に思いを馳せてしまいます。