今月の県民文化大学は1日から、気合を入れて華道家の假屋崎省吾氏です。
受け付け済まして中に入るとグッズのコーナーがあり、そこにご本人が居られましたが、最初は見過ごしてしまうほど、地味な方だと思いました。
でも講演が始まってみると、水を得た魚のようで、とっても物腰が柔らかく話し方もソフトで、気取らず、何度か客席まで降りてきて
親しみやすく、好感をもてました。
壇上にはテーブルと花器がおかれ、お話しながら即興でお花を挿していきます。
ためらいも迷いもなく、殆どそのままの長さで、時どきカットする位です。
こんな大きな木みたいなの、○○つつじと、カサブランカリリー
はらんは、曲げたり切ったりして、形で遊ぶそうです、お花は楽しく生けなくては、ということです。
黄色の大ぶりの
シンビジウム、お値段は高いそうですが、1か月くらい持つので、日割りすれば安いそうです。
秋の花のオンパレード
9月9日の重陽の節句を意識したそうです。
濃いピンクの頭が揺れるようなのは
鶏頭の種類だとか。
菊・ススキ・リンドウ(パープル。ピンク)こんなに沢山ドンドン生けても花瓶はそれを支えているのが凄い、バランスが良いのでしょうね。
これはいろんな色の
シンビジウムです
うまく撮せないのが残念ですが、迫力があり豪華でした。
花材にもよりますよね、あんな立派なお花をふんだんに使って一体いくらかかったのでしょう?
かきくけこを大事にしましょう
か 感謝・感激
き 希望
く 寛ぐ
け 健康・決断
こ 好奇心
希望を持って生きましょう、過ぎたことを悔やんでも仕方ない、それよりも前を向いて行きましょう。
そして最後に
ピアノの生演奏です。
このピアノお目にかかるのは今が初めてで、どんな音が出るかわからないと言われながら見事な演奏です。
バッハ・ブラームス・ランゲ・ショパンの曲を弾いてくれました。
中でもランゲの
花の歌?が好きになりました。
後から分かったのですが、假屋崎氏は
フジコ・へミングさんと
連弾したこともあるそうです。
美しいお花に囲まれて美しい音楽につつまれて・・・人生ってこうでなくては!
自分の生活と比べてみて、なんて潤いのない生き方をしていることかと、これからの人生に一矢報いられた気分です。
今日の講演は動きがあり、華やかで、お花の生け方のデモンストレーションも参考になりました。
こんなこともあろうかと、前から2番目の席で、手元を凝視してました。
想定外のピアノ演奏もあり、凄く得しました。