午後から夕方にかけて子供たちが袋を提げて、ぞろぞろと少しづつ塊になって歩いたり、走ったりしています。
節分の2月3日は、子供たちが「鬼の豆いた~(下さい)」と各家を回って、何かお土産を貰うのが志度の昔からの習慣です。
私が子供の頃は頂くものは、ほとんどがお菓子でしたが、業種によって鉛筆や消しゴムやサロンパスのところもありました。
一ヶ所での量はわずかですが、沢山まわるので、大きな袋も一杯になります。
歩きかねる子供さんは若いお母さんが抱っこしています。
隣の町からは、おばあさんが車で孫さんたちを連れてきて各家を回っています。
民家でも用意してくれるところもありますが、元々は、商店の人が善意で子供たちに品物を用意していたそうです。
でも今では、商店の数も減ってしまいました。。
ベラミでも、ずっとあげていました。
おいしそうなお菓子何種類かを一人分づつにラッピングしていたので、結構大変でした。
時間も費用も。
300個ぐらいすぐ無くなります。遅く来る人には「ごめんね、もう無いの」です。
この日は仕事になりません。
今の場所に移ってからは止めました。
たまたま行っていたお店に子供たちが来たので、、何をもらったのか見せてもらいました。
「こんなんや、嫌い」「これ30円や!」「こんだけ?」とか、マナーの悪い小学生も・・・
学校の先生がクラス全員を引率してもらいに来るケースもあるそうです。
ここも250個用意したけど、終了してしまい、「お菓子ありません」の張り紙をしました。
子供たちは手分けして情報交換し、くれる所へは、わーっと集まるのです。もちろんその逆もあります。
こんなに時代が進んでも、子供たちにとっては、楽しみな行事として残っていくのでしょう。
無くなったらやはり寂しいです。