以前来たはずなのに、すべてが初めてのような気がします。
暗くて細くて迷路のような道、だけど、驚くようなものばかり、説明を読んでいるとなかなか前に進めません。
よかった空いてて。
後戻りはできません。
それぞれにもっともらしいタイトルが付いているので、感心します、退屈しません。
上から首筋にお水が落ちてきたり、下が濡れているので滑りそうになったり、急な狭い階段をおそるおそる登っていきます。
高所恐怖症だから怖くてドキドキします。
でも84歳の母が平気なのに、私だって平常心を装います。
これは
龍宮殿です。
こんな寒い時期にこんな所へ来る人は少ないだろうなあ、寒いだろうなあ、とおもっていたのですが、洞窟の中は暖かいです。
背中をかがめたり、階段を上ったり下りたり、結構な運動量で、汗かきました、コートが邪魔になってきました。
高低差は80mあるそうです。
炉趾です。ここで弥生人が生活していたそうです。出口に近いところです。
そして出口の直前にありました。
私たちは天の岩戸に入っていたということになるのでしょうか。
15~16万年前にできたそうでこの鍾乳洞が1cm伸びるのに100年かかるとか、気の遠くなる、壮大なスケールです。
沢山学んだような満足感を覚えました。
こんなに長い距離なのに、母は「来られてよかった」と喜んでいます。
親孝行できたかしら?